ACTIVITY

2021.03.14

見逃せない!2021年 満月、皆既月食etc. 注目の天文イベント

今、宙ガール(ソラガール)が女子の間で密かに増えていることをご存知ですか?聞いたことある!という方も、知らない!という方もおられるかと思います。

宙ガールとは、ウィキペディアによると「宇宙に興味がある女性を指す流行的造語」で、実際に天体望遠鏡などで宇宙を観測・観察する行動的な女性を主に指してるのだとか。そんなに詳しくない!という方も、日常の中で何気なく見上げた空を見て、あるいは、綺麗な空と出会った時に心がリセットされたり、吸い込まれるように見入り、気持ちが前向きになったというご経験はないでしょうか。自然が豊かな場所にあるグランピング施設では、とびっきりの星空を見れるところが多いので、これから見られる注目の天文イベントをご紹介します!

早春:月・水星・木星・土星の珍しい4つの天体が出会う(2021年3月10日~11日の明け方)

画像:イメージ

2015年10月以来初めて、南東の朝の空に、月と、水星、木星、土星の4つの天体が近くに集まり輝きます。水星、木星、土星はほぼ一直線に並び、その近くに細い月が寄り添うように浮かびます。すべて肉眼で観測できますが、双眼鏡を使えば、木星の4つの衛星(ガリレオ衛星)や、土星の環まで眺めることができるので、ちょっぴり早起きして、早朝の天体ショーを満喫してみては。

春:スーパームーンと皆既月食(2021年5月26日 18時40分頃〜)

画像:イメージ

スーパームーンは、月が最も地球に近づいた時に満月(又は新月)になる現象です。2021年に天文ファンから最も注目を集めているのがこちらのイベント。1年で最も大きな満月・スーパームーンと皆既月食が同時に起こります。月食は、18時40分頃に月の右下側から欠け始め、次第に月全体が赤みを帯びてきます。20時15分頃、月全体が赤銅色に染まり、妖艶な月(スーパームーン)が夜空に浮かび上がります。これは、太陽の光が地球の大気を通過するときに、青い光は散乱し、赤い光だけが屈折して月を照らすため、といわれています。しかし、皆既は約20分と短い時間で終了し、地球の影が抜ける21時50分過ぎに月食は終了。夜ななので、曇ったり雨が降ったりしていなければ、肉眼でも見ることができます。1年に1回の今年最大の満月が赤く色づく貴重な機会を見逃さないで。

夏:ペルセウス座流星群(2021年8月12日 日没後~明け方)

画像:イメージ

3大流星群の一つで、夏の風物詩ともいえるペルセウス座流星群。今年は8年ぶりに好条件で観測ができるそう。最も多くの流れ星を観測できる「極大」のタイミングは、8月12日の22時頃国立天文台によると、21時頃から流れ星が出現するようになり、夜半を過ぎて夜明け前の薄明に近づくにつれて流星の数が多くなり、極大時には1時間に30個程度の流れ星を見つけることができるかもしれないという。明かりの少ない暗い場所ならば、天の川も見られるほか、南西の空には木星や土星も輝くので、夏の夜空が華やかになりそう!

晩秋:中秋の名月と満月(2021年9月21日 日没後)

画像:イメージ

日本ではお月見をする日として知られる中秋の名月。「中秋の名月といえば満月」と思われがちですが、実際は毎年、微妙にずれていて、2つの日にちが重なることは珍しいのだそう。しかし今年は、2013年以来8年ぶりに同日に!今後2023年までの3年間は2つの日にちが重なるので、十五夜にはまん丸のお月様を見上げてみては。

秋:部分月食と満月(2021年11月19日 18時頃~)

画像:イメージ

「月食」とは、太陽・地球・月が一直線に並び、月が地球の影に入ることで欠けて見える現象です。月の一部が影に入ると「部分月食」、全てが影に入ると「皆既月食」と呼ばれます。今回は、11月の満月ビーバームーンに部分月食が起こり、18時頃に月食で最も欠けた状態の「部分食の最大」を迎えます。この月食は、皆既月食ではありませんが、月のほぼ全てが地球の影に入るため、皆既月食と同じような赤みがかった暗い月が見られるのだそう。東の低空で起こるため、周りに高い建物が少なく、見晴らしの良い場所で観察してみて。

冬:ふたご座流星群(2021年12月14日 未明)

画像:イメージ

毎年ほぼ同じ時期に、夜空のある一点(放射点)から放射状に出現する流星の一群のことを流星群といいます。その放射点がふたご座にあることから、ふたご座流星群と呼ばれています。空の条件が整えば、一晩で観測できる流星の数が年間で最大級となるため、三大流星群の中でも最大といわれています。最も多く流星が流れると予想される時刻(極大時刻)は、12月14日16時頃で、1時間に80個程度の出現が予想されています。しかし、日没前ですし、日没後であっても月あかりの影響があるため、月が沈んだ後が特におすすめです。ふたご座流星群の放射点は日没後に東の空に昇り始め、時間とともに南の空高くに昇るため観察しやすくなります。また、ふたご座流星群の活動は極大の数日前から活発になり、極大後の活動は長く続きません。極大前から観察し、チャンスを逃さないようにしましょう。

 

【宿泊の方限定】グランピングテントで星空観測

施設名:OOE VALLEY STAY

住所:〒680-0415 鳥取県八頭群八頭町下野331

TEL:0570-008-558

URL:https://ooevalley.jp/activity/

 

参考:International Meteor Organization

参考:https://letronc-m.com/84843