FOOD

2021.03.30

ちょっと豪華なお味噌汁 三平汁に挑戦!

野外で過ごす時間が多いグランピング。真夏でもない限り、ずっと屋外にいると体が冷えてしまうことって、ありますよね。そんなときには、外でちょっと豪華なお味噌汁を食べて、体を温めましょう。今回は北海道名物の三平汁をご紹介します。「三平汁なんで聞いたことないよ」という方もどうぞご心配なく。とあるお魚の入ったお味噌汁です。

 三平汁の材料(4人分)

  • 鮭(切り身でも、アラでも、頭の部分でも、何でも)300gくらい。
  • 玉ねぎ 中2個
  • 人参 2本
  • じゃがいも 中2個
  • 豆腐 1丁分
  • 昆布 少し(もしあれば)
  • しいたけやえのきなど(きのこ類がお好きな方は、ぜひ)適当量。
  • 塩 ひとつかみくらい。
  • お酒(日本酒が良いけど、なければ白ワインでもOK)200ml
  • 味噌 適当量

 

 三平汁の作り方

  1. 野菜類を洗って切る。玉ねぎは薄切り、人参と玉ねぎは皮を向いて乱切り。でも、急ぐときにはいちょう切りにしたほうが火の通りは早いのでおすすめ。
  2. 鮭を切る。まず、用意した鮭が切り身なら、3つぐらいに切ること。骨がたくさんあるアラを使うときは、出刃包丁を取り出して、思いっきり真っ二つに切ったあと、各々の部分を再度真っ二つに切ること。頭の部分なら、まず出刃包丁で頭頂部から縦斬りにしたあと、目と口の間に包丁を入れて、真っ二つに切りましょう。
  3. とはいえ、基本的に鮭はお鍋に入る大きさになれば良いので、特大の鍋を使うときには、頭などはそのままでも大丈夫。
  4. 大きめのお鍋に水をはって、昆布とお酒を入れて沸騰させる。
  5. 沸騰したお湯に塩を入れたあとに、切った鮭と野菜類を投入。
  6. 火を少し弱めて、じゃがいもと人参に火が通るまでひたすら煮込む。
  7. じゃがいもと人参に火が通る頃には、鮭はすでにホロホロの状態になっているはず。アクを取り除いてから、味噌を溶く。
  8. きのこ類があるときは、このあたりで投入。
  9. 最後にさいの目切りにした豆腐を入れて、出来上がり。アツアツをどうぞ。

そう、「三平汁」とは鮭の入ったお味噌汁なのです。なお、三平汁を作る時には大きくて深めのお鍋を用意することをおすすめします。野菜はもちろん、鮭もかなりの量を使うことになりますので、一回り大きなお鍋をご用意ください。

 

三平汁の付け合せは何が良い?

三平汁は具だくさんなので、あとは主食のごはん類を充実させると十分な食事になります。そのため、付け合せとして、三平汁を煮込んでいる間に、おにぎり(あるいはおにぎらず)を作るのはいかがでしょうか。具はツナマヨネーズや佃煮など、あるものでOK。また、「どうしてももう一品おかずがほしい」というときには、なにかお肉の料理を用意するのはいかがでしょうか。例えば、豚肉の薄切りを焼いてお醤油をかけたものを具にした「おにぎらず」を作るのも、手軽で良いかもしれませんね。

 

三平汁を「鮭の味噌スープ」と考えると、いろいろアレンジ可能に!

北海道名物の三平汁ですが、これを「鮭の味噌スープ」と考えると、色々アレンジをすることができます。例えば、味噌を入れずにトマト缶を投入すれば、ちょっとイタリア風のサーモンスープになりますし、辛いものが好きな人はこのスープにちょっと唐辛子パウダーでも入れると、一気に体があたたまるスープとなることでしょう。「味噌を持ってくるの忘れた!」というときは醤油味にしても良いですし、醤油もないときには、塩味でも大丈夫。また、三平汁が余ったときには、茹でたうどんを入れると、おいしい味噌味の煮込みうどんになります。ただし、うどんを食べるときには、細かい鮭の骨を飲み込まないように注意しなくてはいけません。以外と応用範囲の広い三平汁。グランピングに行くときには、とりあえず鮭を多めに買っておくと、いろいろ役立つのでおすすめです。