お洒落なグランピングではBBQの仕上がりが非常に大切になりますよね。バーベキューに欠かせない食材といえば、なんといっても「肉」!でも、意外と上手く焼けないのが、厚切り肉やステーキ肉。表面は焦げているのに中心部は生のままだった、なんて経験をしたことがある人も多いのではないでしょうか?そこで今回は、簡単で美味しくなる火力調整や焼き方、焦がさずに中まで熱を通す裏技などをご紹介します。
まずは火起こし。炭の置き方から見直してみよう!
BBQの火起こしで意識してみてほしいのは「スリーゾーンファイア」という炭のセッティング方法です。あまり聞きなれない言葉ですが、バーベキュー時に直火でお肉を焼く際に非常に重要な炭の置き方です。中火を真ん中にし、片側を強火、逆側を弱火に設定します。バーベキューグリルなどに炭を入れる際、強火、中火、弱火の3つのゾーンに分けて配置します。
画像/参考:http://feel-camp.com/2018/02/01/choral-master/
強火ゾーンの炭の置き方
炭を2段重ねにし、炭と鉄板や網が近い状態を保ちます。
中火ゾーンの炭の置き方
炭を1段にし、炭と鉄板や網の間を少し空けるように配置します。
弱火ゾーンの炭の置き方
弱火ゾーンには炭は置きません。バーベキューグリル全体が温まっているので、保温ができる状態になっています。
火の準備が整ったらいよいよお肉の調理開始!ひと手間加えて極上のステーキを作ろう
画像/参考:https://cookpad.com/recipe/6711737
火の準備ができたらお肉の準備もして参りましょう。これからご紹介するテクニックはどれも難しい調理器具や工程を必要とせず、あるもので簡単にできるものばかりなので安心してくださいね。
1.お肉は、クーラーボックスから20分前に取り出して常温に戻す
厚さ2cm程度のステーキ肉なら、焼きはじめる20分ほど前にクーラーボックスから取り出して、両面にムラなく塩こしょうをふります。あとは表面が乾かないようラップをかけて日影へ。塩でコーティングすることによって、お肉の旨味成分を閉じ込める意味もあるんですよ。
2.肉の表面に薄く油を塗る
肉の表面に薄く油を塗り、乾燥を予防します。油を直接お肉に塗る事で、網にくっつきにくくなります。ただし、塗りすぎると余分なオイルが垂れて炎が上がり、表面にススがついてしまいます。
3.蓋を使ってしっかり火を通す
常温に戻しておいた肉を、中火〜弱火エリアに載せます。
横から見て、お肉が半分近くの高さまで茶色くなったらひっくり返します。
アルミプレートや蓋を被せてじっくり火を通すことで、温度をきちんと上げてお肉全体に火が通るようにします。なお、バーベキューグリル全面を隙間なく覆うタイプの蓋の場合、温度が逃げにくく上がりやすいため、肉を木炭のない保温エリアに置いた方が焦げることなく美味しくきれいに焼き上がります。
画像/参考:https://greenfield.style/article/71368/
4.焼きあがった後に少し置いておくことが美味しさの秘訣
焼き上がったお肉は、アルミホイルに包んであたたかい場所に置き、少し落ち着いてから切り分けます。気温にもよりますが目安はおおよそ10〜15分くらい休ませるといいでしょう。こうすることで肉汁が肉にとじこもり、ジューシーになります。
いかがでしたでしょうか?ひと手間かけることでいつものステーキ肉が生まれ変わったように美味しくなるんです!高いお肉を買わずとも工夫次第で1ランク上のお肉になるので、BBQだけに限らず普段のお料理にも応用できるテクニックですよ。是非日常生活から取り入れて、グランピングの時には完璧なステーキを作れるようになってくださいね!