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寒い時にあつあつの鍋物が恋しくなるのは、洋の東西を問わず、自然なことなのかもしれません。日本だけではなく、ヨーロッパでも寒くなり始めるとテーブルの中央に大きな鍋をおいた食卓の様子がテレビのCM等を賑わすようになります。
そんなヨーロッパ発の鍋物の代表がフォンデュ。フランス語で「溶かす」を意味する言葉が、この料理の語源となっています。最も有名なのものが「チーズフォンデュ」ですが、実はフォンデュには他にもいろいろ種類があるのです。準備も簡単で、手軽に楽しめるフォンデュ。冬のグランピングでは熱々の鍋を囲みながら、家族で、あるいは気の合う仲間たちでフォンデュの晩御飯を楽しんではいかがでしょうか。
チーズフォンデュは冬においしいチーズが主役
画像/引用:https://www.photo-ac.com
冬に美味しくなる食べ物の一つがチーズや牛乳などの乳製品です。今回は、そのチーズをたっぷり使ったチーズフォンデュのレシピをご紹介します。また、白ワインのご用意も忘れずに。
材料(4人分)
- チーズ(ピザ用チーズはもちろん、どんなチーズでもOK) 400g
- 白ワイン300ml
- じゃがいも 4個
- 人参 3本
- ブロッコリー 200g
- 鶏肉 400g
- フランスパン お好きなだけ
- コーンスターチ 10g
- にんにく ひとかけ
作り方
- じゃがいも・人参・ブロッコリー・鶏肉を一口大に切り、茹でておく。
- フランスパンを一口大に切る。
- フォンデュ用の鍋を決める。保温効果が高く、深めの鍋を選びましょう。
- 1の鍋の内部に、にんにくを擦り付ける。
- 2の鍋に白ワインを入れて沸騰させ、チーズを少しずつ加える。
チーズな何でも使えますが、大きな塊のチーズはおろし金ですりおろしながら鍋に加えましょう。 - コーンスターチを水で溶き、3に加える。
- 出来上がり!!テーブルの上にチーズと具材をおいてどんどん食べましょう。
バゲットとじゃがいもだけでもOK
基本的に、チーズフォンデュの具材は何を使っても大丈夫。とは言え、生で食べることができないものは、茹でるか蒸すかしてから、チーズと絡めたほうが良いでしょう。また、意外と長芋や里芋といった日本の野菜も、チーズによく合うのでおすすめです。また、「グランピング中に突然チーズフォンデュが食べたくなったけど、具材が何も用意できていない!」というようなときには、至急フランスパンとじゃがいもを入手しましょう。参加者みんなでこの2つの材料にチーズを絡めて食べたことは、きっと良い思い出になりますよ。
オイルフォンデュはヨーロッパ版の素揚げ鍋
画像/引用:https://pixabay.com/
オイルフォンデュとは、ずばり「素揚げ」。好きな具材を油で揚げるのがこのフォンデュの楽しみです。主役のオイルは、オリーブオイルやサラダ油そして米油等、お好きなもので大丈夫。また、オイルフォンデュの楽しみは、揚げた具材にかけるソースですので、ぜひ数種類用意して楽しみましょう。
材料(4人分)
- 牛ヒレ肉 300g
- じゃがいも 4個
- 人参 3本
- ブロッコリー 200g
- 鶏肉 400g
- フランスパン お好きなだけ
- マヨネーズ 少々
- ケチャップ 少々
- カレー粉 少々
- 塩コショウ 少々
- オリーブオイル 200ml
- 長めの竹串 たくさん
作り方
- 牛ヒレ肉・じゃがいも・人参・ブロッコリー・鶏肉を一口大に切る。
- マヨネーズ・ケチャップ・カレー粉・塩コショウを小皿などに取り、テーブルに置いておく。
- テーブルの中央にコンロを置き、コンロの上に鍋を置く。
- 鍋の中にオリーブオイルを熱する。
- 参加者各自が、長めの竹串に具材を指し、オリーブオイルで揚げる。
- 出来上がり!!揚げたものに、マヨネーズ・ケチャップ・カレー粉・塩コショウなどをつけて、食べる。
締めの一品はフルーツの素揚げ
オイルフォンデュをするときには、具材の野菜はできるだけ水分の多いものは避けたほうが良いでしょう。油がはねて、ちょっと大変なことになってしまうかもしれません。とはいえ、オイルフォンデュのデザートとして、果物を揚げるのは良いアイデアとなるでしょう。リンゴや梨そして柿などを揚げてみると、意外な美味しさに出会えます。その時は、お好きなアイスクリームを添えるとゴージャスなデザートになりますよ。
あつあつの幸せのカタチ、チョコレートフォンデュ
画像/引用:https://pixabay.com
日本でいちばん知られているのが、チョコレートフォンデュではないでしょうか。この一品が史上最大の幸せという方も意外と少なくないかもしれませんね。冬のグランピングでは、ぜひ大人も子供もみんなでチョコレートフォンデュを食べて素敵な思い出を作りましょう。
材料(4人分)
- チョコレート 100g
- 牛乳 60ml
- りんご 1個
- キューイフルーツ 2個
- オレンジ 1個
- フランスパン ½ 本
- 長めの竹串 たくさん
作り方
- りんご・キューイフルーツ・オレンジ・フランスパンを一口大に切る。
- 鍋に牛乳を温め、砕いたチョコレートを溶かす。
- チョコレートが溶けたら、長めの竹串で具材を刺し、鍋のチョコレートにくぐらせる。
- 出来上がり!!火傷に気をつけて食べましょう。
大人だけなら、ブランデーを加えて
もしもグランピングの参加者が大人だけなら、チョコレートフォンデュに200mlくらいのブランデーかラム酒を加えても良いでしょう。甘いだけではないチョコレートフォンデュを楽しむことができます。また、チョコレートフォンデュの具材として、普通のポテトチップスを使ってみるのも良いでしょう。塩味とチョコレートがベストマッチで、お酒のおつまみとしても最適です。
冬のグランピングに最適な一品のフォンデュ。具材は特に凝ったものである必要ではなく、手に入りやすい野菜等で十分楽しむことができます。ぜひ、お楽しみください!