夏のイメージが強いアウトドアですが、近年人気のあるグランピングでは冬に訪れる人が増えています。なぜ寒い季節にあえてアウトドアを楽しむ人が増えているのでしょう?キャンプの上級者なら冬でも出かけるでしょう。寒い季節でしか味わえない自然の醍醐味を楽しむために。しかしアウトドア初心者だとそうはいきません。そんな初心者には壁があった 冬のアウトドアをより身近にしたのが暖の取れる設備がしっかりしたグランピングなのです!今回はグランピングの設備によりどんな層の方でも楽しむ事が出来るようになった冬のアウトドアの魅力をご紹介します。
目次
- 冬のグランピング
- 冬のグランピングの魅力とは~楽しみ方1~5
冬のグランピング
グランピングが人気の理由はアウトドア初心者にとって大きな壁であるテントの設営があります。グランピングでは、テントを購入する必要も設営を覚える必要もないのが初心者でも気軽に行ける理由ですが、テント内が冷暖房完備なことも見落とすことの出来ない大きな理由です。キャンプ用に冬用のテントもありますが、それこそ一度使ったら次はいつ出掛けるか分からない冬キャンプのために購入するのは初心者には難しい話しです。 いつ誰が行っても特別な冬用のアウトドア用品を準備なしで冬の自然を楽しめるのがグランピングです。
広々としたテント内。温かさが伝わる優しい雰囲気のコーディネート。
画像:フキアゲハマ フィールドホテル様
冬に行くグランピングの魅力とは
今まで知らなかった、アウトドアでしか味わえない冬の自然の楽しみ方があります。グランピング施設があるのは自然の中。木々の葉は落ちて目に入る刺激が少なくなり、五感が冴えてきます。森の匂いを感じて澄んだ空気を体に取り込んで。自然とより一体感が感じられるのが冬なんです。
楽しみ方1 野外料理
ポトフやクラムチャウダーといったスープ系のメニューやミルフィーユ鍋、キムチ鍋といった鍋物は野外で食べると美味しさも一段とアップ。体の芯からポカポカ温まるうえに、具材を入れて火にかけるだけと調理も簡単。定番のバーベキューも夏は火の側で焼いている人は暑くてたまらなかったけど、冬のバーベキューなら焼く行為自体が楽しくなります。せっかく直火があるので、食後に焼きマシュマロや焼きリンゴといった、デザートもいいですよ。施設によってはダッチオーブンの調理器具の貸し出しもあるので、ローストチキンやローストビーフにチャレンジするのも楽しいかもしれませんね。
画像引用:https://gourmetpress.net/111932/
楽しみ方2 ホットドリンク
夏にビアガーデンで飲む冷たいビールが美味しいように、冬に野外で飲むホットドリンクは格別です。オーソドックスにコーヒーを飲むも良し。ちょっとお洒落にホットワインなんかもいいですね。コーヒーやアルコールが苦手な人なら、ココアやチャイなどを作ってもいいと思います。焚き火やストーブでお湯を沸かして、真っ白い湯気が出たらお湯を注ぐ。なんてことない動作さえも新鮮に感じるかもしれませんね。
画像引用:https://greenfield.style/article/6374/
楽しみ方3 露天風呂
温泉併設の施設も多くあります。冬の露天風呂は最高ですね。日本人の温泉好きはよく知られた事実ですが、アウトドアで楽しんだ後の温泉はどれだけの人が体験済みでしょう?ただでさえ、身も心も温まる温泉が、自然に囲まれた露天風呂なら行く以外に選択肢はないでしょう。
画像:The Village由布院温泉グランピング
楽しみ方4 星空観測
冬の澄んだ空気。空気が乾燥して大気中の水蒸気が少なくなることで、空を見上げた時の透明度が夏よりグンとアップします。冬は天体観測に適した季節なんです。ましてや場所が明るい街中ではなく周りが暗い自然の中。ぜひ一度冬のグランピングで星空を見てください。ちょっとした感動すら覚えます。天体望遠鏡を貸し出ししている施設もあるので探してくださいね。
画像引用:https://www.pakutaso.com/20171034277post-13529.html
楽しみ方5 焚き火
冬に焚き火はよく似合う。揺れる炎が疲れた心も癒してくれます。焚き火の炎の視覚的効果や、音が人間の精神を落ち着かせてくれるそうです。昭和の時代なら街中で焚き火をする人も居ましたが、さすがに今はそんなことは出来ません。普段馴染みの薄い焚き火を囲んで冬の寒さと炎の暖かさのコントラストを楽しんでください。
画像:ちらつなぐホテル様
最後に
いかがでしたか?今まではキャンプ上級者だけが楽しんでした冬のアウトドアも、グランピングの登場で誰もが楽しむ事が出来るレジャーとなりました。アウトドアは夏だけの楽しみではありません。今まで知らなかった、冬の自然をグランピングでぜひ体感してください!